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2012年 02月 23日
「ノラや」内田百閒 著 を読んだ。 以前から、いたるところで「猫好きなら一度は読んでおくべき一冊」なるコピーを目にし。 機会があったら読んでみようと思ってたが、ついにその機会がやってきた。 タイトルの三文字に、この本の内容が凝縮していると言ってもよい。 ノラとの生活の描写は、ごくわずか。 あとは延々と、居なくなったノラへの想いが綴られている。 そして、ノラと同じ姿のクルツの話。 ノラとクルツ、2編の別れの随想。 姿形はよく似た2匹だけど、やはりクルツはノラと違う。 クルツはクルツでありノラと比べるべくもないことに気づいたとき 百閒さんは、クルツを愛することを素直に受け入れられたのかもしれない。 そして、クルツとの別れはノラとはまた違った形で帰結する。 この本は、まだ愛猫との別れを経験していない私には、つらい内容だった。 いずれ、我が家のおじゃ子サンともこういう別れが来るのだろう。 その別れがどういうものかはわからないけど、私はそのとき百閒さんと同じようになってしまうのではないか そんな怖れが、何度も頭によぎった。 しかしノラとクルツ、2種類の別れを見ることで私の心は落ち着いた。 百閒さんのノラに対する想いが持って行きようのない状態になったのは ノラの行く末が判らなかったからだ。 けれどクルツにはやれることをしてあげられた。 きちんと自分の手で埋葬してあげられた。 だから百閒さんのクルツに対する想いは、なにがしか決着を見ているようだ。 ああそうだ、私にも愛猫との別れに近い経験をしたことがあった。 あれは、おじゃ子サンを飼うようになる少し前。 近所を仕切ってた雄猫「オジャ」との別れだ。 人懐っこく近所の人気者だった彼が居なくなる直前。 久しぶりに顔を合わせた私と並んで、しばらく一緒に川を眺めたあと。 「じゃぁな」という感じで、私に体を擦り寄せて去っていった。 不思議と、そのとき別れの挨拶をしたんだと判った。 そしてそれが「オジャ」とのホントの別れだったとあとで気づかされた。 「オジャ」の名をもらった「おじゃ子サン」。 いづれ彼女とも別れが来るのだろう。 そのとき、百閒さんのようにならなきゃいいが。 いまからとても心配になる。 できれば「ノラ」ではなく「クルツ」との別れのような形であればいいのだけれど。 自分の愛する者との時間をもう少し大切にしよう 読後、素直にそう思った。 ←クリックしていただけるとやる気が出ます。
by H2_Ojaco
| 2012-02-23 20:00
| 写真
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Comments(5)
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ごまだんご
at 2012-02-23 20:25
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おじゃ子サンはH2さんのもとを去ったりしないよね。
最後まで看取ってもらおうね。 そして、その時が来たら苦しまずに虹の橋を渡るんだよ。 苦しむところを見せたら、H2さんが泣いちゃうからね。 2010/9/13に虹の橋を渡ったうちの子を思い出しながら。
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kuronora
at 2012-02-23 23:43
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僕も野良ちゃんとの別れはありますが、飼い猫はまだです。
いつか来る時まで、精一杯一緒に居てあげようと思います。
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背黒シマネコ
at 2012-02-24 06:27
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内田百閒著の『ノラや』ですね。
学生時代から何人もの人に勧められ、感想集を読んでは 迷い悩む末に読めない本です。 百閒の偏執狂とも言われる愛猫への一途な想いが 自分のものと同化しそうで^^; 現在夫・ネコ各1ずつと暮らしています。 私の手元で見送った子は家ネコ1・外ネコ2。 後悔のないように愛情を注いでいるけれど どんな最期でも後悔はするんですよね。。 いずれ来る別離を心の片隅において 愛猫との、野良さんとの『今』を大切にしたいですねΤ▽Τ
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mark_blues at 2012-02-24 10:30
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H2_Ojaco at 2012-02-24 21:36
▽ごまだんごさん:
そうですか、もうすでに別れを経験されてるんですね。 さぞや大変でしたでしょう。 わたしも、そういう経験をするのだろうけど。 やっぱり怖れちゃいますね。 ▽kuronoraさん: わたしと同じですね。 現在を大切に過ごさなきゃいけないですね。 ▽背黒シマネコさん: 猫への愛が強いひとには、おすすめし難い内容でした。 ホントに切なく、つらい心情が心に響きました。 百閒さんのノラについての描写が、猫をよく見知ってる人には ものすごく判るんですよね。 そのときに後悔しないよう、大切に過ごさなきゃいけないですね。 自分自身のために。 ▽mark_bluesさん: mark_bluesさんも経験済みですか。 つらそうですね、別れは。 |
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